直接会わなくても顔を合わせて話すことができるビデオ通話。プライベートにかかわらずビジネスでも利用している方は増加傾向にあります。
しかし、パソコンを使ってテレビ電話を楽しみたいけど、何が必要なのか分からない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、パソコンでテレビ電話（ビデオ通話）を利用するために必要なアイテムやアプリをご紹介します。合わせて、テレビ電話をする際の注意点も解説しますので、ぜひご覧ください。
パソコンでテレビ電話（ビデオ通話）を楽しもう！
パソコンやスマートフォンで行うテレビ電話は、通信料はかかりますが、どれだけ使っても基本的には通話料がかかりません。離れて暮らす家族や友人、別々の家で暮らす恋人同士にはとてもうれしいサービスです。
また、最近では在宅ワークや社内での打ち合わせの際にビデオ電話を利用する人も増えています。
このように、パソコンを使ったテレビ電話は、プライベートはもちろんビジネスシーンでも活躍する場が増えてきています。テレビ電話を利用するための準備もそこまで難しくはなく手軽に始められますので、ぜひチャレンジしてみましょう。
パソコンでテレビ電話をするために必要なもの
パソコンでテレビ電話をするためには、何が必要なのでしょうか。
カメラやマイクが搭載されているノートパソコンであれば、ほとんど準備はいりません。ビデオ通話アプリをインストールすれば、すぐにテレビ電話を始められます。
一方、デスクトップパソコンやカメラ・マイクが非搭載のノートパソコンをご利用中の方は、以下のようなアイテムをそろえる必要があります。
Webカメラ
自分の姿を相手の画面に映し出すためには、Webカメラと呼ばれるパソコンに接続できるビデオカメラが必要です。
ノートパソコンの画面上部に丸いレンズがついていれば、それがWebカメラです。このようなWebカメラが内蔵されていない場合は、USBなどで接続する外付けのWebカメラを用意しましょう。カメラにはマイク機能もついていることがほとんどです。
なお、高価格帯のWebカメラは画像がきれいであったり、高性能なマイクを内蔵していたりします。相手の表情や声の変化をよりしっかりと楽しみたい場合は、少し値の張るWebカメラを選ぶと良いでしょう。
マイク
通話に欠かせない「声」を拾うためのマイクも必要不可欠です。ただし、マイクもノートパソコンであれば内蔵されている場合が多いため、パソコンに向かってしゃべれば自動的に集音されます。
Webカメラやノートパソコンなどに内蔵されているマイクの品質が悪く、相手がこちらの音声を聞き取りにくいなどビデオ通話に支障が出る場合は、外付けのマイクを使用することをおすすめします。
スピーカーやヘッドホン・イヤホン
スピーカーもほとんどのパソコンについているため、普通にテレビ電話をするだけであれば用意する必要はありません。
周りの人に相手の声を聞かれずにテレビ電話を楽しみたい場合には、ヘッドホンやイヤホンを利用すると良いでしょう。パソコン用の特別なものを用意せずとも、音楽プレーヤーやスマートフォン用のもので大丈夫です。
テレビ電話アプリにはどんなものがある？
パソコン用のテレビ電話アプリケーションにはいくつもの種類があります。その中から、ユーザー数が多く、使い勝手もよいものを3つご紹介します。
【LINE】知名度・シェアも抜群で使い勝手も良し
今や、コミュニケーションツールのインフラとも言えるLINE（ライン）。
スマートフォンを用いたメッセージの送受信や無料通話が有名ですが、実はパソコン版のLINEでテレビ電話も可能です。
LINEはユーザー数が多く、ビデオ通話を使っている人も多いのが特徴。家族や友人、知人がLINEユーザーであれば、わざわざ通話のために別のアプリをインストールしてもらう必要もありません。
なお、パソコン版と言っても、画面はスマートフォン版とほぼ変わりません。多少操作感は違いますが、無料でテレビ電話が行えます。パソコンとスマートフォンでのテレビ電話はもちろん、パソコン同士でもOK。同時通話はなんと最大200人です（画面に表示されるのは4人まで）。また、パソコンに映し出されている画面を通話している相手に共有することもできます。
【Skype】2000年代から続くテレビ電話の代表格
Skype（スカイプ）は2000年代初頭からサービスを提供し続けてきたテレビ電話の代表的な存在です。
LINEが台頭する前までは、「テレビ電話＝Skype」という認識が一般的でした。
こうした背景もあり、Skypeユーザーにはパソコン利用者が多いと言われています。なお、スマートフォンアプリも配布されているので、パソコンとスマートフォンでのビデオ通話も可能です。
Skypeは、パソコンに専用のソフトウェアをインストールして利用するのが基本です（Windowsだと、はじめからインストールされている場合もあります）。
ChromeやEdgeといったブラウザで動作する「Skype for Web」もありますが、FirefoxやSafariといったブラウザでは使えないのでご注意ください。
一方、LINEと異なり端末の認証が不要なのは大きなメリットです。Microsoftアカウントさえあれば、どのパソコンからでもビデオ通話が楽しめます。
【Googleハングアウト】Googleユーザーにおすすめ！
検索サイトで有名なGoogleが提供するコミュニケーションツールです。Skypeに比べると後発ではありますが、ビデオ通話を楽しむには十分な機能が備わっています。
GoogleハングアウトはGoogleアカウントとひも付いています。そのため、GmailやGoogleカレンダーなどを使っている方であればすぐに利用可能。Googleのツールを普段から利用している人は新しくアカウントを取得する手間がないのは大きなメリットです。プライベートはもちろん、ビジネスで利用される方も少なくありません。
また、Googleハングアウトはブラウザ上で動作するWebアプリが提供されています。パソコンに専用のソフトをインストールする手間がいらないのも大きな特長です（利用環境によっては、ハングアウトプラグインのインストールが必要になります）。そのほか、Skypeと同じく端末認証が不要なので、どのパソコンからでも利用できます。
テレビ電話アプリを利用する際の注意点
テレビ電話用のアプリケーションは原則無料で、かつ手軽に利用できる点が魅力です。しかし、一部注意しておかなくてはならないポイントもあるので、お気をつけください。
相手のギガ不足にご注意！
通話に比べてテレビ電話は多くの通信量がかかります。相手がWi-Fi環境のないところでスマートフォンを使いテレビ電話をしていた場合は、通信量がかかってしまいます。
固定電話や携帯電話とは違って、発信者側が通話料を負担するわけではありませんので、長時間のテレビ電話は控えたほうがよいでしょう。
プライバシー設定をお忘れなく
テレビ電話アプリを使っていると、見ず知らずの人がコンタクトを取ってくることがあります。通話であってもメッセージであっても、これは気持ちのよいものではありません。
登録している連絡先以外のコンタクトを拒否する設定を有効にしておくようにしましょう。
ただし、その設定にしておくと新たに連絡先を交換した人からのビデオ通話やメッセージが受け取れない可能性があります。連絡先交換前に設定を解除し、連絡先を交換したあとにはプライバシー設定の確認もしくは見直しを忘れないようにしましょう。
おわりに
テレビ電話は手軽に利用できるコミュニケーションツールとして普及しています。Webカメラ・マイク・スピーカーが搭載されているパソコンをお持ちなら、LINEやSkypeなどのアプリケーションさえダウンロードすればいつでもビデオ通話を楽しむことができます。
今回の記事を参考に、ぜひさまざまなシーンでテレビ電話を活用してみてくださいね。
パソコンの使い方やパソコントラブルの解決方法に関する情報をお届けしています。パソコンのことでお困りの方は参考にしてみてください。
